異物混入

2021/9/4

モデルナ製ワクチンに金属片が入っていたとのニュースがしきりに取り上げられている。

身体の中に入るものなので、異物はあって欲しくない。ただ、食品などでは国によって異物の基準は違うようで、日本は比較的(と言うか非常に)厳しいような感覚がある。
厳しいと消費者としては安心できるが、もちろんそれは価格に跳ね返ってくる。

以前にも書いたかも知れないが、初めて中国に行った時に同行者が買ったジャーキー(肉乾)、いざ食べようとすると髪の毛よりも小さな白いものがウヨウヨと蠢いていた。流石に食べられ無かった。

それに比べると蠅の死骸程度は可愛いものである。
アメリカにはFDAアメリカ食品医薬品局 (Food and Drug Administrationと言う組織があるが、ここが食品衛生基準を決めている。
日本であれば異物混入として扱われる微量(?)の混入物は結構許容されていると聞く。
確かに、アメリカでナッツやドライフルーツなどを買っても、時々昆虫の翅のカケラのようなものが入っていることはある。流石に、蠅が一匹出てきたことはないが、日本だとSNSなんかに投稿すると、食品メーカーが慌てるくらいのモノではある。
その代わりと言っては何だが、アメリカの食品は安い。厳密に言うと、同じくらいの値段で量が非常に多い。
最近は、日本でもコオロギチップなんかも売られているくらいなので、殺菌・消毒など適正な処理がされていれば、昆虫そのものを食べても恐らく健康被害はほとんど無いと思われる。

ところで、口から入り、食道、胃、腸を通り肛門から出てくるまでの消化器官は、医学的には体外と言う扱い。
腸やその他の器官で吸収されて初めて口から摂った食べ物が体内に入ることになる。
そう言う意味では、食べ物に少しくらい「異物」が混入していても、「体内」に入らない可能性が高いので大きな問題では無いのかも知れない。

ワクチンの異物。
こちらは、注射針を通らない、とか、筋肉注射の場合は体内への影響は少ない、とか言われているが、無理矢理身体の中に押し込む(接種する)ものなので、食べ物よりは少し心配である。
そもそも注射と言うのは、異物を体内に押し込むことなので、立派な異物混入と言える。
その異物(ワクチン)をもって、もっと厄介な異物(ウィルス)を排除できるようにするためなので、仕方が無いが。

それにしても先日受けた1回目の新型コロナワクチン接種、翌日は注射の痕が痛い。
体内への異物混入感がハンパ無い。

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