新型コロナ 中等症I

新型コロナに感染しても、自宅で療養せざるを得ない人が増えて来ている。
2ヶ月前に自分が感染した時は、陽性判明後2日目に急遽入院になったが、8月後半の今だと入院もホテル療養もできず、自宅で不安な毎日を送らざるを得なかったことが十分考えられる。

まず、PCR検査と同時に受けた胸のX線/CT検査では、肺炎「かも知れない」影があった。血中酸素濃度は正常。
その後、陽性が判明し、入院時にも改めてX線/CT検査を受けたところ、やはり影があり、片肺に肺炎との診断。

入院中は毎日3回程度の体温測定や血中酸素濃度測定などを行った。
血中酸素は96〜99%が正常値と言われているが、測定誤差もあり、おおよそ93〜100%の間で推移していた。自分では記録は残さなかったが、息苦しさも無く呼吸面の症状は無かった。

入院前後の体温

体温については、毎回記録を残していた。
グラフにまとめてみたが、入院当初は37℃台だったのが、3日後くらいに39℃になり、解熱剤が無いとつらい体調になった。解熱剤で37℃くらいまでは下がるが、効果が切れると再び39℃、最高は39.7℃だった。
改めて熱がとても高かったことが分かる。

入院中は軽症だと思っていたが、肺炎はあったので、一応「中等症I」。繰り返しになるが、酸素吸入も必要無く、今だと普通に「在宅療養」となるレベル。

39℃の熱は、3日経つと解熱剤が無くても37℃前後に落ち着き、退院判断の時期になった。「平熱」が72時間続けば退院。再度、熱が上がることは無く、無事に退院できた。

39℃の発熱時はさすがにつらく、いつまで続くのが不安だったが、下がった後にドクターには「3日程度で急に熱が下がる人が多いです」と言われた。

解熱剤以外の投薬は無く、積極的な治療は無かった。入院中は、熱のせいだと思うが、当然起き上がっているのはつらく、ずっとベッドに横たわっていた。
一日中寝ているのもヒマだろうと、会社のPCに加えて、分厚い本も持って行ったが、どちらも開けたのは入院初日と2日目、まだ、体調がそれほど悪くなる前だけだった。

退院時にも胸のX線/CT検査。
退院後約6週間後に受けた診察では、その時はまだ肺炎の影があったとのこと。
その時再度撮影したX線/CTでは肺炎の影は消えていた。

退院して間もなく2ヶ月、いまだに頭のモヤ(brain fog)は無くならない。

自宅療養などで不安な方がたくさんいらっしゃる現状、自分の体調経過が何かの参考になれば。

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