アフガニスタンと日本

2021/8/17

突然だが、以下の名前は何かわかるでしょうか?

ビシュケク、タシケント、アシガバット、ドゥシャンベ、ヌルスルタン、イスラマバード、カブール

最後の2つは最近のニュースで話題になっているのでわかる人も多いかと思うが、それぞれ
キルギスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタン、タジキスタン、カザフスタン、パキスタン、アフガニスタン
の首都。

最後に「スタン」と付く国は、上述の7ヵ国(キルギスタンは俗称で、正式名称はキルギス)。
「〜スタン」とは、ペルシャ語とウルドゥー語で「〜の土地」と言う意味らしい。
ペルシャ語は主にイランやタジキスタン、アフガニスタンで使われている言語。一方のウルドゥー語は、パキスタンやインドの一部で使われている。どちらもアラビア語と同じ文字を使うようだ。

この内、トルクメニスタンとウズベキスタンを除く5ヵ国は中国と国境を接している。全て中国では「新疆維吾爾(ウイグル)自治区」と呼ばれる地区と国境を接している。新疆維吾爾(ウイグル)自治区は、東トルクメニスタンと呼ぶ人たちもいるが、トルクメニスタンとは国境は接していない。

さて、最近のニュースで注目されるアフガニスタン。
20年に渡りアメリカ軍が駐留して来たが、今年4月14日にバイデン大統領が、9月11日までの撤退を表明した。当時のアフガニスタンスタン政権が安定して政権を維持できると判断したのだろうが、それからたったの4ヶ月でタリバンが国土を掌握し、政権は崩壊してしまった。

振り返って我が国日本、1945年の第二次世界大戦後の連合国の支配時から一環してアメリカ軍が駐留している。
ちなみに、終戦から1952年までは日本は連合国(GHQ)の支配下にあり、独立国では無かった。

アメリカ軍の駐留に関しては、基地の大半が集中する沖縄をはじめ、日本全国で賛否が分かれるところである。
日本が自国を守れる強くて賢い国であれば、他国に頼る必要は無いと思うが、現時点(2021年8月)でアメリカ軍が撤退すると、アフガニスタンと同じように他国から日本は守れないのでは、と不安になってしまう。

アフガニスタンの多くの市民同様、多くの日本国民が日本から逃れようとするだろうか?
それとも、新しくやって来た政権に従順に従い、新しい政権に対する「平和的な」デモを行なってお終いだろうか?

タリバンのニュースを見て、日本のことまで考える必要は、無いに越したことは無いのだが。

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