香港とミャンマー

2021/7/28

東京オリンピックと新型コロナ以外の話題は影が薄くなっているが、少し気になるニュースが2つあった。

香港で国家安全維持法(国安法)違反で初めての有罪判決が出た。
国安法は、昨年2020年6月30日に「中国の」全国人民代表大会(全人代)で可決された「香港での」反政府的な活動を取り締まる法律。
いよいよ香港は中国になってしまった。

今年2月に軍が全権掌握を発表したミャンマー。国軍が任命した選挙管理委員会が「2020年11月の総選挙は大規模不正で無効」と発表した。
こちらは、軍事政権に反対する市民930人が犠牲になったと報道されている。

香港もミャンマーも選挙によって選ばれた政権が、「不法」(に見える)方法で反故にされ、市民の命や人権、自由が脅かされている。
香港は今は亡き「一国二制度」の元、中華人民共和国の一部分であった。
ミャンマーも東は中国に隣接し、西はインド洋(ベンガル湾)に面する地政学的には中国にとって重要な国。

世界は、民主主義国家と独裁国家の覇権争い・縄張り争いの様相を呈してきたが、これからどうなるのだろう?

もう少し気軽に考えると、以下のような懸念がある。
新型コロナ禍が収まっても香港にもミャンマーにも純粋な観光目的では、気軽に行けなくなったのだろうか?

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