英語の情報量

2021/7/20

先日、「流暢な英語、わかりやすい話し」と言う記事で、どの言語を使うかよりも話す内容の方が大事、と言う趣旨の記事を書いた。

「インターネットで使われている言語」ランキング
All About Newsより

一方、「インターネットで使われている言語」ランキングと言う記事を見つけた。
予想通り、トップは英語。
意外にも(?)日本語は、第8位で2.1%。
第9位、1.7%のベトナム語も健闘している。

さて、トップの英語の比率は、と言うと60.4%。
日本語の情報量の約30倍。

いくら情報が多いからと言って、一個人が全てにアクセスすることは不可能なのではあるが、何か調べたいものがある場合は、英語の方が情報が豊富にあるのは確か。

先日、AI(人工知能)の基礎をオンライン講座で学習したのだが、日本語対応と記されていたにもかかわらず、講義動画は英語だった。
その後、関連のインターネット講座を調べてみると、やはり日本語に比べると英語サイトが圧倒的に多い。

外国語のサイトを自動翻訳してくれる機能は普及して来たが、今のところ文字情報、しかも、翻訳の自然さはまだまだと言う感じがする。比較的短い文章の意味だけを理解することはできるが、長文になって来ると翻訳された日本語を読むのが疲れる、と思う。

日本人は学校の英語教育のせいで、英語は苦手だと言われている。ただ、これは聞く・話すと言う会話について。
日本の中学・高校で習った基礎的な英語力があれば、比較的狭い分野の話題であれば、専門用語さえ覚えれば、ある程度は理解できると思われる。

ネットに溢れている英語は、中学校で習う英語よりは少し難しく、適切なサイトにたどり着くまでの検索を英語で行うのも少し難しいのも確かではあるが、続けていれば慣れるはず(ちなみに、自分はまだ慣れない…)。

やはり現在の世界では、英語が実質的な「世界語」。
極端な言い方をすれば、人類の知識の60%は英語で共有されている。
たった、2%の日本語情報だけでは、知識の拡大にはどうしても制約が生じてしまう。

今の中学・高校生が大人になり、働き盛りになるころには世界が変わっている可能性ももちろんあるが、もしそれくらいの年齢のお子さんがいらっしゃる方がいれば、英語の必要性についてこのような視点から話してみるのも良いかも知れない。

ところで、冒頭の調査によると世界の14.3%が話すと言う簡体中国語(中華人民共和国で使われる言語)のWebサイト情報量は1.4%だと言う。
恐らく調査方法によるものだと想像するが、GoogleやLineその他“西側”のアプリケーションがほとんど使えない中国では、情報遮断・情報統制がしっかりと為されていて、“西側”の世界で実施した調査には反映されないのかも知れない。

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