流暢な英語、わかりやすい話し

2021/7/15

アメリカ・メジャーリーグ・ベースボール、オールスターゲームの大谷翔平選手の活躍は見事でしたね(と言っても観てはいないのですが)。

そんな大谷選手をめぐっては、1週間ほど前に「なぜ英語で話さない?」と言った内容のコラムが炎上した。

外国メディアも東京オリンピックの話題が増えて来た。たまたま見ていたアメリカのテレビ番組で、ホスト・シティの長、小池都知事の英語スピーチが少しだけ流れていた。短時間だったので、話の内容まではわからなかったが、きれいな発音の流暢な英語だった。
日本人でも、時々ネイティブスピーカーに近い発音をする人がいるが、いつも羨ましいなと思う。

英語の流暢さとについては、元上司だった2人を思い出す。
一人は、余り英語は流暢では無く、大抵は単語の組み合わせ。書き言葉でも、仕事の内容は長くても2〜3行。それでもアメリカのメーカーからは的確な返事をもらっていた。
もう一人は、発音は日本人英語だったが、話し方は流暢。話す言葉も書く言葉も、単語が豊富で長い。パッと見聞きした感じでは流暢で良さそうなのだが、何を言いたいのか分からない。要するに「話しが長い」。日本語で会話していても同じで、結局何を言いたいのかがわからない。

もちろん、例えばアメリカにいるのであれば英語で、日本にいるのであれば日本語で、コミュニケーションができれば良いとは思うが、もっと大事なのはその人が言いたいことが、どうすれば一番良く伝わるか。また、伝える能力があるか。

大谷選手も日常的にはチームメイトと英語でのコミュニケーションはそれほど不自由は無いと思うが、メディアを通す場合は誤解を避けることも必要。そう言う意味で、通訳はありだと思う。
テニスの大坂なおみ選手に日本のメディアは日本語でのコメントを強制していることがあるが、これについても、何だかレベルが低いな、と思う。

結局は、言語は道具。どんな道具をどのように使いこなすかは人によって様々。
ただ、相手の言葉が少しでも話せれば、心理的な距離感は近くなるのも確か。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です