仕事の電話不要論

気になっているからだとは思うが、最近、仕事中の電話に否定的なネット上の意見が目立つ気がする。

社会人になりたての20代前半の頃だと思うが、電話の不便さ、相手に対する非礼さを読んだことがある。
覚えている限りでは、電話は主に以下の不便な点がある。
1)相手と自分の時間を合わせなければいけない
2)電話で話した内容は受けた側がメモを取らなければならない
・他人と話しの内容を共有する時
・話した内容を記録しておく時

電話は、相手のことを考えていない一方的な通信手段だ、と言う書き方だったと記憶している。

最近の電話否定派の理由は主に1)、「他人の時間を奪う」と言う論調になっているかと個人的には解釈している。
全くその通りだと思う。自分が仕事で集中している時がどれくらいあるか、と言うのはさておき、電話で邪魔をされるのはいい気分では無い。
自分から電話することもゼロでは無いが、少し込み入った相談事になるべく限るようにしている。

電話を良く掛ける人の理論は、想像ではあるが以下のような感じだろうか。
・急いでいる
・相手の都合は考えていない
・論理的に内容をまとめるのが苦手
・現場作業など電話以外の通信手段は面倒

最後の現場作業中の電話などは、相手がモノを見ながら話しをし、例えばこちら側がマニュアルを見ながら応対する、など電話の方が良いと思われる。

急いでいても、こちらからすぐに回答できるとは限らないので、そんな場合の電話も基本的には自分としては否定的。

電話が良い場合ももちろんある。
仕事上の必要性では無く、単に相手と話したい、と言う場合。仕事上の付き合いの人であっても時々はそう言う場面はある。

一度こんなことがあった。
アメリカ企業で働くアメリカ人が、ヨーロッパからいきなり電話を掛けてきた。以前は取引先だったが、その相手は転職し、電話が掛かって来た時は仕事上の付き合いは無くなっていた。
聞いてみると再度転職を考えているので意見を聞きたくなった、とのこと。

確かにメールなどでは話しずらい内容だった。
新型コロナで遠くにいる人と自由に会えない今、こう言う電話であれば“有り”だと思う。

まだまだ何でもかんでも電話で済まそうと言う人が多いのだろうか?

<気になったネット上の記事・意見はこちら>
https://toyokeizai.net/articles/-/174408

https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2021/06/11/kiji/20210611s00041000640000c.html

https://twitter.com/kenichiromogi/status/1403538905798889477?s=21

https://diamond.jp/articles/-/274078

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