ピストルと耳

2021/6/8

前々回に続き健康の話し。

現代人のセンサーとしては、耳と眼が2つの重要な器官。
ほとんどの人はこのブログは目で読んでいることだと思う。
ゲームやスマホが出てくる前から、テレビの見過ぎが原因かどうかは分からないが、近視が多い。
また、イヤフォンやヘッドフォンで大音量の音楽を聴き続けると難聴にもなると言う。
自分も電車の中などイヤフォンでラジオやストリーミングの音楽は聴くが、大音量にはしていない(つもり)。

多くの筋肉は使えば使うほど強くなるが、ストレッチやマッサージなどのケアも必要。
眼や耳も同じで、使った後にケアをしっかりすれば良いのだろうが、特に耳のケアはどうすれば良いのか分からない。
つまり、耳は余り酷使しない方が良いのかも知れない。

嫌なやつの話は聞かない、上司の小言には耳を貸さない…と言うことでは無い。

初めてアメリカ出張に行った時、ロサンジェルス郊外のモハべ砂漠に射撃に連れて行ってもらったことがある。
日本では一般人は撃つことのできない22口径コルトや35口径マグナムなどのピストルとショットガン。散弾銃もあったかも知れない。
取引メーカーの人が所有していた銃器で、弾丸は途中の銃器ショップで大量に仕入れ、誰もいない砂漠に行った。

シューティング・レンジ(射撃場)は時間制だと思うが、砂漠では何時間撃っていてもお金は掛からない。弾丸の代金だけ。
何時間、何発撃ったのか分からないが、調子に乗って十分満足できるだけは撃った。

帰る段になって、耳が聞こえないことに気づいた。全く聞こえなかった訳では無いが、ずっと「キーン」と言う銃声が耳の中でこだましている感じ。耳が正常に戻るまでには3日くらい掛かったような記憶がある。

翌日は、取引先のアメリカのメーカーで仕事だったが、その時はよく聞こえなくても大きな問題は無かった。単に、日本人だから英語がわからないのだ、と思われていただけだった。

最近、もしかしたら軽度の難聴気味なのか、と感じることが出てきて、そのモハべ砂漠のシューティングを思い出した。記憶からは消えかけていたのだが、耳には相当な負担を掛けたのは間違い無い。
もちろん、その時の耳の酷使と今の耳の状態が関係あるかどうかは分からないが、一つだけ皆さんにはアドバイスがある。

射撃を行う時は、耳栓や防音ヘッドセットを付けるべし。

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