世界の地名

2021/6/3

コンゴ、ゴマの近くのニーラゴンゴ火山の噴火活動が報道されている。
ニュースで見た時は、アフリカのゴマと言っていたのだが、ゴマと言うのがどこにあるのか分からず「ゴマ」「アフリカ」でWeb検索しようとした。当然と言うか、皆さんの予想通りアフリカの胡麻が結果として返ってきた。

「ごまの故郷は、アフリカのサバンナ地帯とされています。 」

しばらく、Web検索と格闘(?)していたが、「胡麻」や「今後」など変換ミスもあり少し手間取った。
しかも、コンゴと言っても「コンゴ民主共和国」と「コンゴ共和国」があるからややこしい。ゴマがあるのはコンゴ民主共和国。

外国の地名と言うのはなかなか難しい。

有名なところでは、アメリカ・シリコンバレーの中心都市の一つ「San Jose」。
国際空港もあるが、随分前に日本のニュース番組か何かで「サン・ジョーズ」と言っていた。すぐに訂正アナウンスが流れたが、確かに知らなければ「サンノゼ」とは読めないかも知れない。メキシコ(スペイン系)の入植者が多いカリフォルニアならではの読み方。

また、日本語のカタカナ表記だと、地名の語源や関連する地域の類似点が分からないことも多い。

例えば、これもアメリカの「コロラド」、色々な説があるかも知れないが、川の名前から付けられたと言う。
「赤い色の川」。
「Colorado River」と英語表記であれば「color red」と想像できる。

アドリア海に面する「モンテネグロ」と言う国がある。
旧ユーゴスラビアの一部だった国は、2006年に独立した世界でも最も新しい国の一つ。
大陸の中国語では「黒山」と書くが、これも英語表記にしてみると納得できる。
「Montenegro」。
Monteと Negroに分けると、MonteはMountain、Negroは以前は黒人を示す蔑称だったが、元はスペイン語で「黒」を表す。

更には、新疆綿で問題になっている地域は、中国では「新疆維吾爾(ウイグル)自治区」だが、ウイグル人は「東トルクメニスタン」と呼ぶ。旧ソ連の「トルクメニスタン」とは兄弟関係になる。
いずれも現代で言うとトルコ系の民族が住むが、それぞれ英語表記は「East Turkestan」「Turkmenistan」で、トルコ共和国「Republic of Turkey」と同じ文化圏。

もちろん現地の言葉で地名を示せばもっと深いところまでわかるのだろうが、残念ながら世界に200以上はあると言われる言語をすべて理解することは普通の人間にはできない。

少なくとも英語、または、アルファベット表記で地名を見てみると、カタカナ地名ではわからないことが見えてくる。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

科学・技術

前の記事

政治と天災 II
スポーツ・健康

次の記事

精神の不調