ニシキヘビ
2021/5/24
横浜市でペットとして飼育されていたニシキヘビが約2週間ぶりに捕獲されたと言うニュースがあった。
ご近所に暮らされている方々はホッとされていることだろう。
ヘビには、噛まれると命に危険な毒蛇と、毒を持たないものがあるのはみなさんご存知の通り。
毒蛇は、日本ではハブやマムシ、ヤマカガシなど。
今回騒動になったアミメニシキヘビは毒を持っていない。
獲物を捕まえる時は、巻き付いて呼吸をさせないようにして窒息死させると言う。ヒトも含めて動物は、息を吸う時に肺を膨らませるが、ヘビに巻き付かれると肺を膨らませることができなくなるらしい。
大きなヘビになると、アゴの関節を外して、自分よりも大きな獲物を丸呑みするとも言われている。
英語の授業で読んだ「The Little Prince(星の王子様)」には、象を丸呑みしているヘビ(boa constrictor)の挿絵が載っていたが、自分の中では、大蛇のイメージは星の王子様のヘビ。
今回はアミメニシキヘビは「獲物に飛び掛かり巻き付くこともある」と報道され、周辺住民の恐怖感を煽っていたようだった。
自分も一度、ヘビに巻かれたことがある。
巻かれたのは種類は分からないがニシキヘビで、至って大人しかった。全長2〜3m、ずっしりと重いヘビだった。
ヘビ好きでも何でも無いが、毒を持っていないことは知っていたので特に恐怖感は無かった。
確かに犬や猫のように暖かい感じは無かったと思うが、冷たい感じでも無く、単に首に掛かった時に「重い」と思った程度だった。
中国・雲南省のミャンマーとの国境地帯に行った時に、ニシキヘビを首に巻いて写真を撮ると言う観光用パフォーマンスでのこと。
よく見るとヘビの目はまん丸で、可愛く見える。
ヘビをペットとして飼いたい人がいることは、理解できなくも無いが、飼う場合は少なくとも他人に迷惑を掛けることだけはしないで欲しい。