かばん専門店 新型コロナ
2021/4/22
昨日は在宅勤務で近所のショッピングモールのカフェで仕事をしていた。ついでに買い物があったので、上の階に行くと専門店街のカバン屋が閉店して無くなっていた。今まで何回か利用した店で、ビジネスバッグや出張用の小さめのキャリーバッグを買ったことがあった。
観光や仕事で海外に行けなくなり鎖国状態の今、旅行カバンと言うものは不要になった。
初めて海外出張に行った当時、会社には海外出張支度金と言う制度があった。出張に必要なものを買う為に、満額だと5万円が支給された。その支度金を使ってスーツケースを買ったが、確かに20歳代の若造にとっては高かった記憶がある。支度金が無ければちょっと痛い出費になっていたはず。
6週間くらいの出張で、何をどれくらい持って行けばわからなかったので、自分としては荷物は多かった。他人から見れば少なかったようだが。それでも、衣類を中心に一度もバックから出さなかった持ち物を結構あった。
いつ頃からか、2週間程度の出張であれば3泊分程度の荷物しか持たなくなった。スーツケースも買い替え、キャリーオンできるバッグ、価格も安くなった。いわゆる量販店で安く売られるようになって来たのも理由。
それでもバッグの専門店は品揃えも豊富で、アドバイスももらえたので良かったのだが、最近はビジネスバッグはネットで買うことも増え、確かにカバン屋に行くことは少なくなった。
カバン自体は買わなくても海外出張・旅行で役立ちそうな面白そうな小物を探すのも好きだったが、新型コロナ以降はそれらも必要の無いものになってしまった。
飲食業や旅行業界への影響が大きいと言われているが、カバン屋も一種の旅行業界。
テレワークで会社に行く頻度も減り、ビジネスバッグの買い替え頻度も少なくなっているに違い無い。
カバンを買う=どこかに行く、と言う感じだったので、閉店したカバン屋を思うと、確かにどこにも行ってないな、と改めて思った。