オフピーク通勤とゴールデンウィーク

2021/4/21

3度目の緊急事態宣言が間もなくと言う東京、今週は意図せず時差通勤。
テレワークが定着しているとは言えない我が社ではあるが、毎日朝から夕方まで会社で仕事、と言うのもゆるくなって来ている。

以前であれば少しだけ気が引けた“会社に寄ってから取引先へ”、“自宅で仕事してから会社へ”と言うのも自主的に自由にできる雰囲気になっている。
今週はそう言うわけで、朝は10時ごろの電車で仕事に行った。

朝のラッシュアワー程は混んでいないが、それでも座れるかどうか微妙な程度には混んでいる。
新型コロナの前から首都圏の鉄道各社は何とかピーク時の混雑を分散化しようと努力していた。
オフィス街のレストラン・食堂もたった1時間の昼休みにランチのピーク、これを分散化しようと12時前や13時以降には、コーヒーサービスなどピーク分散化に四苦八苦していた。
電力各社も真夏や真冬、工場稼働で電力消費の多い時期・時間帯のピークを分散化しようと、ピーク時とオフピーク時の電力料金に格差をつけたりしている。
航空会社、ホテル業界、まだまだ数えれば切りがない。

考えてみると、ピークとオフピーク、豊富にあるところと無いところ、その格差があるから昔から“商い”が発展して来た。
世界中のみんなが同じものを同じだけ持っていると、商売は成り立たない。昔の社会主義経済はこのような平等を理想としたために失敗した。

ビジネス以外でも、ピーク(山頂)があるからそこに登ろうとする人がいる。
「そこに山あるから」と言う言葉が有名なのはジョージ・マロリーと言う登山家だが、山が無ければ確かに登山もできない。

ピークがあるからビジネスが発展し、楽しみも増える。
生活もオンとオフの切り替えがあるから乗り切れる。

新型コロナ禍の現在は、飲食業、旅行業界などピークが無くなってしまった業界もある。
オフ・ピークが安定していれば良いが、そこも期待薄。食べて応援など応援企画も尻すぼみ。

例年であれば、旅行のピークであるゴールデンウィークも来週から始まる。会社勤めの仕事から見るとオフ。
普段とは少し違うゴールデンウィークの楽しみ方を考えないと。
新型コロナ禍でも困っている業界の手助けができる楽しみ方を見つけよう。

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