愛しに行く 外国人の日本語
2021/4/17
昨日、ランチを食べた店には何人か中国人が働いていた。新型コロナ禍の今でも異国の地で働いている、それだけでも大変だろうなと思う。
さて、中国人に限らず日本で働いている外国人は、程度の差こそあれ、日本語を話す。彼ら彼女らの日本語を聞いていると、日本語はやはり難しいんだろうな、と思う。もちろん日本語だけでは無く、誰にとっても外国語は難しいとは思うが、母国語である日本語について考えさせられる。
昨日の店員は、食べ終わった食器類を片付ける時に「空いているのお皿、いいですか?」と声を掛けていた。十分意味は通じるが少し微妙。
以前、新型コロナ以前の別の店では「あいてる席でよろしいでしょうか?」と尋ねられた。「空いてない席はあかんやろ」と意味がわからずにいたが、どうも「あいせき」のことだった。「相席」の丁寧な言い方が「空いてる席」と勘違いしていたようだ。その後、別の店員に教えられていた。
中国で働いていた時に、中国人の同僚が言ったのが「お客さんにあいしに行きます」。これには日本語のわかる他の中国人も含めて大笑い。もちろん「会いに行く」と言う意味。「あいしに行く」では変だが「お」付けて丁寧に言えば問題無い。「お会いしに行く」。余り使わない表現にも感じるが、少なくとも意味は通じる。
自分が話す外国語もネイティブから見ればこんなもんだろうな、と思うと外国人の日本語を笑うのは失礼。