半導体と国際政治

2021年4月16日

今年になってから、半導体の重要さが浮き彫りになっている。

今週4月14日には、半導体ファウンドリーの世界最大手TSMCの台南工場で停電が発生した。
半導体工場の停電は大敵で、瞬間的な停電でさえも生産に大きな影響を与える。

日本でも大きく報道されているのは、3月19日に発生した日本のルネサスエレクトロニクスの工場火災。
同社の半導体を使う自動車が減産を余儀無くされている。

その前の3月の初めに、アメリカ・テキサス州の大寒波による停電で、サムスン、NXPセミコンダクターズ、インフィニオン・テクノロジーズは州内の工場閉鎖に追い込まれた。

折しも、今日(4月16日)は菅総理大臣がバイデン大統領との面談のために訪米。
4月14日には、アメリカ政府の元高官が非公式と言う立場ながら、台湾を訪問し、蔡英文総統と会談。
もちろん、大陸の大国は大反対。

スパイ小説だとこれらの外交と半導体工場を巡る災害や事故は、裏で関連しているところである。
現実の世界では単なる偶然なのだろうか?

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