通勤定期券
2021年4月2日
昨日、会社に行った帰り、駅の定期券売り場の横を通ると長蛇の列。と言っても、ソーシャルディスタンスの影響で列は長くなっているが、実際に並んでいる人は20人ほど。定期券を買う人がこれだけいるのは、流石に新年度の始まりだな、と思った。多くは新入社員だったのだろう。
昔は会社から定期券が支給だったが、Suicaなど交通系ICカードが普及した頃からか、個人個人で定期券を買う方式に変わり、定期券代は給与と一緒に支給される。定期券を買っても良いが、毎日毎日通勤の電車・バス代を支払っても構わない。Suicaなどが普及する前のように、毎回券売機で乗車券を買う、と言うようなことは無いので手間としては定期券が無くても変わらない。
以前、月に何日会社に行けば定期券代の元が取れるか計算したことがある。鉄道会社や路線などによって違うと思うが、JRの6ヶ月定期を買った場合は、月に14〜15日通勤すれば良い。
以前なら普通に毎日会社に通えば、定期券を買った方がお得だった。
ただ、出張や外出など通勤経路を使わない日が多いと定期券を買っても買わなくても余り変わらなくなる。増してやテレワークの増えた昨年3〜4月頃からは、会社に行く日数は月に15日に満たないことが普通。
それでも通勤定期を買うために並んでいる若者たちを見ていると、これから新しい社会人生活に期待がいっぱいなんだろうな、と感じた。ただ、定期券が必要なほど通勤日数が多い、と言うのもこのご時世、どうなのかとも思う。
新型コロナで世界が変わった、と言われてはいるが「悪い意味で変わっていない」と見るのか、「社会が”正常”に戻りつつある」と見るのか。
そう言う自分も昨日、新年度初日は出勤。電車も密、事務所も密、ランチのカフェテリアも“密”だった。
入社に限らず異動その他で、昨日だけは出社と言う人も多いのかも知れない。
今日からは新型コロナ禍の新しい日常に戻るのだろうか?