「今時の若者」新型コロナ禍の次世代

“年寄り”から見ると若者はいつの時代も異質な存在。
「今時の若者」「新人類」「ゆとり世代」など様々な呼び名が付けられて来たが、そう呼んでいる側の人々も自分達が20歳前後の頃は、呼び名はどうであれ“大人”が支配する世の中では、新参者と思われていた。

昨日、昼過ぎに少し出掛けると卒業証書を手にした中学生が歩いていた。最終学年だった昨年4月以降は学校にも満足に行けず、学校生活のハイライトの修学旅行や運動会・体育祭なども普段通りには出来なかったのかと思う。

社会人生活に慣れてくる年齢になると1〜2年と言うのはそれ程長くも無く、大きな意味を持つものでは無い事も多いが、20歳程度以下の年齢では1年1年が大事。そんな学生達がそれまでとは違う不自由な学生生活を送らざるを得ない、と言うのは気の毒と言えば気の毒。ただ、新しい環境に素早く対応できるのも若者の能力。

2020年度に学生生活を送り、2021年度4月に社会人になるとすると、新社会人の生活は我々が歩んだ道とは全く違うものになるだろう。
例えば、会社に通うのは週に2〜3日、会議はネット経由、ハンコは不要、FAXは使わない(使えない)、同僚に実際に会うのは年に5~6回などなど。これからの時代を先取りする社会人生活を築いて行く年代になると思う。

自分達の世代がEmailやWeb検索などで、その時の新しい社会人生活を”リード”していたように、これからの生活をリードしていくのは今の学生たち。我々もそれらの新しい“わざ”を率先して若い世代から学ばなければいけない。

これから入社する世代は「コロナ世代」「テレワーク世代」などどんな言葉で形容されるのか分からないが、「今時の」若者を示す言葉は決してマイナスイメージだけでは無い、はず。

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