福島原発と新型コロナ

Fukushima 50」と言う映画がテレビで放映されていた。
2011年3月の東日本大震災に伴う津波で全電源が停止した福島第一原発を最悪の事態から救ったと言う50人の物語。
Fukushima 50の人々の奮闘が無ければ、東日本は人が住めない地になっていたかも知れない。

映画なので、誇張その他100%事実では無いことも含まれているだろうが、当時の報道なども思い出される。
ここで暗躍するのが政治家。中途半端な聞きかじりの科学的知識や昔の常識を盾に、立場と大声で周りを振り回していく様子が描かれていた。政治家に迎合する「東京」と現場で苦労する「福島」の対立。

同じことが、新型コロナウィルスについても言える。
首都圏の緊急事態宣言(新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく)は本日時点では解除されていない。
こちらも医師会や医療関係者の科学的知見と経済、特に東京オリンピックぜひとも開催したい人たちが、立場と大声で新型コロナ対策を支配しようとしている。

原発についてもウィルスについても、完全には人知で理解できない部分もあり「専門家」の主張する科学的知見がすべて正しいとも言えないが、政治家などの中途半端な知識よりは恐らく正しいと思われる。

そこで被害を被るのはいつも弱い立場の現場。または一般市民。

当時発せられた、原子力災害対策特別措置法に基づく緊急事態宣言は現在も解除されていないと言う。新型コロナの緊急事態宣言も今の情勢だと解除できるのかどうか微妙な情勢。

一部の人たちの利害だけでことを進めるのは止めて欲しい。

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