東日本大震災から10年
昨日、3月11日は2011年の東日本日本大震災からちょうど10年。
午後は休みを取ったので、テレビを見ていたのだが、案の定ほぼ全てのテレビ局は震災関連番組だった。東京圏ではぶれないテレビ東京だけは、これも予想通り普段通りの番組だった。
日本国内で大きなニュースがあると、テレビはそのニュース一色になることが良くある。
東日本大震災の時は正にそのような状況だったが、予想通り10周年の昨日もほぼ同じだった。
もちろん首都圏で緊急事態宣言が終息しない新型コロナについてもニュースにはなっていたが、その程度。
例によって、アメリカのニュース専門局にもチャンネルを合わせたが、東日本大震災10年の報道もしていたが、その他のニュースもしっかり放送していた。
ミャンマー情勢やイエメン内戦の後遺症。
イエメンでは、食料が不足し、加えて燃料が不足し食料を運ぶトラックが動けない。数十万人の子供たちが命の危険にさらされていると言う報道だった。
普段通りにスポーツニュースも放映されていて、日本で黙祷が捧げられていた14:46過ぎには、ヨーロッパ・チャンピオンズリーグでバルサのメッシがPKを失敗したシーンだった(自分も黙祷していなかったことがバレた…)。
日本で起きた大災害、まだ10年しか経っていないが、直接の被害に遭わなかった人々は普段の意識からは消えている。記憶を風化させない為にも報道すること、特に今年のように10年の節目には大々的に振り返ることは必要だと思う。10年前の日本で起きたような苦しみは過去のことでは無い。
CNNで報道されていたミャンマーやイエメンでは現在進行形で苦しんでいる人々がいる。災害と人災(クーデターや内戦)と言う違いはあるが苦しむのは立場の弱い人々。そんなことを思った東日本大震災10年目の昨日だった。