寒すぎるテキサス 地球温暖化

2月12日に「意外と寒いテキサス」と題する投稿をしたが、その後同地の気温は記録的な低温に達し、一時は大規模な停電が発生したことは日本のニュースでも報道されている。未だに水道管の凍結による断水などインフラ復旧ができていない状態だと言う。

この1週間で記録した最低気温は、いずれも2月16日(tenki.jpより)。
ヒューストン(Houston) -10.6℃
ダラス(Dallas) -17.2℃

アメリカでは温度の表記は通常華氏(℉)が使われるが、0℉= -17.8℃。
いつだったか12月にミシガン州に行った時、気温は-5℃程度だったかと思うが、同地の取引先の人はコートも着ずにいた。聞くと、”0℉を下回ったらコートを着ることにしている”とのことだった。
アメリカも広いので、北の人達にとってはテキサス州の気温は特別に寒いとは言えないのかも知れないが、そんな北国は生活習慣もインフラも寒冷地仕様になっている。備えができていないテキサスでは、いくら0℉を上回っているとは言え、摂氏で-10℃以下と言うのは十分に寒い。寒すぎる。

地球温暖化の影響で北極の寒気が温帯地方にまでやって来ると言う説もある。
石油関連産業が盛んで、例えばカリフォルニア州のように省エネ車や電気自動車には余り興味の無いテキサス州。
もしかしたらこの寒波で意識が変わるのだろうか?
それとも、”世界で地球温暖化対策を推し進めるから、テキサスがこれほど寒くなった”と逆に反環境対策運動が益々盛んになるのだろうか?
いずれにしても、温暖化対策には政治的な影響を排した科学的な対策が採られて欲しいものだ。

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