春節休み 2021
周辺諸国の春節休みもそろそろ終わり、日常が戻って来る頃。
ひと昔前までは、一般の日本人にとっては春節休みと言っても、横浜や神戸の中華街で獅子舞が繰り出しているのがニュース映像で流される程度で、普段の生活には関係無かった。
それが昨年までのこの数年は春節期間は、色々な意味で日本の街の風景が変わっていた。
もちろん、中国その他の観光客がこの時期には一気に増えたから。
観光業や飲食業、化粧品や家電など消費財を生産するメーカーにとっては稼ぎ時で大歓迎だったと思う。それらの産業に関わっていない人にとっては、普段の生活圏、特に都会や観光地、に急に人出が増え、歩きにくくなると言う感じがあった。
自分は後者なので、勤務先周りの人出が増えるのが少し憂鬱だった。ランチに行く時もいつもと違う混雑。
朝の通勤時間帯はそれ程変わりは無いが、昼間に取引先に行く時は駅や電車が混雑する、と言ったちょっとした不便があった。
先程も書いたように春節で稼ぐ業種もあるので、海外からのお客様に不満が特段のあったわけでは無いのも確かだが。
今年はそんな季節感も無く、淡々とこの1週間は過ぎて行った。いつもは一時帰国するアジア圏の支店・現地法人の駐在員の帰国も無し。
昨年、2020年、の春節休みも今年同様に海外からの渡航者を制限していれば、もしかしたら新型コロナも抑え込めていたのかも知れない。台湾やニュージーランドのように。