牛 丑 ぎゅう
旧暦・太陰暦では今日(2月12日)が正月。
太陰暦で新年を祝う中国や韓国、台湾、ベトナムなどでは、今日から丑年が始まる。
漢字を使う中国・台湾では、牛年。
この干支、東アジア以外の国の人でも仕事などでアジア圏との交流がある人は、自分の干支だけは知っている人も少なくは無い。
アメリカ人が、“俺はmonkey ageだ”と言った時は一瞬何を言っているのか分からなかったが、申年(猿年)。
干支に登場する動物は、英語で言うのもそれほど難しくは無い。
ネズミはRat、ウサギはRabbit、タツはDragon、トリはChikenなど。
その中で今年の干支、ウシ。これが英語で何と言うのか難しい。
学校で習ったのは、OxやCow。Oxは“去勢された雄牛(主に役牛)”、Cowは“出産を経験したことのある雌牛”を指す。
“牛”は何と言うのか?
食卓に出てくる牛はBeefだが、生きている牛をBeefと呼ぶと、あなたが食いしん坊だとばれてしまう。
分からないので調べてみると、英語圏の人にも難しいようで、説明してあるサイトがあった(→こちら)。
Heiferが出産していない雌牛。
Bullが去勢されていない雄牛。
Steerは若い内に去勢されて肉牛として育てられる雄牛。
分からないなりに“牛”と言う言葉として使っていたのがCattle。“家畜種の牛族の総称”と言うことなので、牛を表す言葉としては間違ってはいないようだ。
それ以外に、先程の説明サイトにはBovineと言う単語があり“ウシ亜科の動物”と言う意味だそうだ。
水牛やBuffaloもこの仲間になる。
さて、丑年は英語で何と言うか?
“Year of the ox”で取り敢えず通じるようだ。
もしかしたら今の時代は、女性(雌牛)に差別的だ、と問題にされることがあるかも知れないが…
日本でも魚の名前は難しい。出世魚と呼ばれる大きさによって名前の変わる魚。ハマチとブリが有名だ。
英語圏の人にその説明をする時に怪訝な顔をされた場合は、牛の話題に振るときっと納得してしてくれるに違いない。