昭和の歌姫 令和の口コミ

昨日のNHK総合テレビ、山口百恵さんの引退コンサート放送に関連し、Twitterで「山口百恵」「百恵ちゃん」がトレンド1位、2位になった。

1980年10月、今から約40年前のコンサート。土曜日の午後と言う放映時間帯としては視聴者が特別多い時間でも無いと思うので、実際に観た人はどれくらいいるのか分から無いが(※)、40年前の一女性歌手のコンサートが、現代の口コミとも言えるTwitterで、トレンド1位になる。時代の変遷を象徴する出来事。もちろん、山口百恵さんの偉大さ故であるのは当然。

当然、1980年当時の音楽業界では最先端に近い技術で開催されたコンサートだと思うが、マイクには長いコードが繋がっていたのが昭和なのかな、と思った。現在は基本はワイヤレス・マイク、音楽エンターテイメントととしてはダンスが増えた事にも関連するかもしれ無い。
テレビ映像も現在のディジタル技術でリマスターされている。当時のアナログ映像と並べて比べて見ないと分からないが、画質が向上しているのだろう。

それにしても40年。結構長い。当然、インターネットは無く、Twitter(2008年4月に日本語サービス開始)も携帯電話も無かった時代。以前「Back To The Future と 1世代(→こちら)」でも書いたが、一世代は概ね30年。それよりも長い期間。

次の40年と言うと2060年。
5G通信は当たり前のように普及し、当然さらにその先の通信技術が確立している。音楽配信も動画ライブは当たり前かもしれない。
自動運転電気自動車が走り回り、令和の言葉で言うとスマートフォンに近い携帯端末か何かで呼び出すと、勝手に目的地まで連れて行ってくれる。
今の予定だと、リニア中央新幹線は大阪まで開通している。新型コロナ感染症はありふれた病気になっている。
負の面で言うと、80%程度の確率で南海トラフ地震を経験し、富士山噴火にも見舞われている可能性も高い。

TwitterやFacebookが生き残っている、と言うのも可能性が低そう。
40年後に山口百恵さん、または、平成の歌姫・安室奈美恵さんの引退コンサートを観る未来の人たちはやはり感動するのだろうか?

※ ビデオリサーチ発表の関東地方データ
番組平均世帯視聴率 8.6%
番組平均個人視聴率 4.4%

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