京都の言葉

普段の1月(松の内までかも知れないが)は生まれた地の話しをする機会が多い。
「年末年始帰省しましたか?」と言う定番の会話でお互いの生まれた育った土地の話になる。

東京圏で生活している自分は、仕事中や余り親しく無い人と話す時は、東京弁。
会社でも相手が関西人だったり、親しい人だったりすると“関西弁”を話す。一応バイリンガル。

自分が京都出身だと言うと「京都の言葉は上品でいいですよね」と言われることも度々ある。
さて、関西弁。厳密に言うと近畿地方には関西弁と言うのは無く、大阪、神戸、京都など土地によって言葉は違う。自分は東京圏で生活するようになって“関西弁”になっている。

東京圏で生活する“関西人”の色々な言葉が混ざってしまっていることが理由の一つ。
大阪、神戸や京都などの言葉の違いは主に語尾。イントネーションには大きな違いは無い。

京都の言葉は上品だと思っている人が割と多いのだが、ほとんどがテレビドラマなどで話されている言葉。ドラマには京都を舞台にしたものも多い。そんなドラマで話されている言葉は基本的には女言葉と商売言葉。
京都の男言葉はハッキリ言って上品では無い。それが東京圏の生活で京都の言葉では無く“関西弁”を使うもう一つの理由。

京都の男言葉、語尾は「〜やんけ」。大阪南部の河内弁に近い、はず。

文字にすんのはなかなか難しいけど、テレビの言葉は京都の言葉ちゃうやんけ。テレビみたいな言葉喋ってる男、どこにいんねん?そんなんいいひんやんけ。

まあ、京都の男性も初対面の人やあまり親しく無い人、また、相手が京都以外の地方の人の場合は、京都の男言葉で話す事は無いかも知れない。
と言う事は、京都で生まれ育った人以外は京都の男言葉を聞く機会はほとんど無いかも知れない。
京都の街で因縁付けられたら聞くことになるかも知らんけど。

そう言う意味ではテレビドラマの上品そうに聞こえる京都の言葉が、大人の世界で話されている正しい言葉なのかも知れない。

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