マラソン大会と救急車

今月末に開催される大阪国際女子マラソンが、例年の市街地コースから長居公園周回になったと発表された。
同じところを何回も周回するのは素人的には辛そうに思えるが、トラック競技に慣れているトップクラスの長距離ランナーであればそれ程大騒ぎすることも無いのだろうか?

昨年(2020年)2月ごろ以降は一般市民ランナーが参加するランニング大会は軒並み中止になっている。理由は、感染を防止する為。
・選手間の距離を保てない。
・ボランティア同士の接触を避けられない。
・ドリンク等を通した感染を防ぐことが難しい。
などだと思う。

もう一つ、忘れてならないのは、救急出動。
多くのランニング大会では、会場などに救急車や医師・看護師が待機している。

まだ新型コロナが騒がれる前、2019年秋から昨年初めに参加した2回のランニング大会では、救急車のお世話になったランナーをたくさん(5~6人)見かけた。
考えてみると一度に1000人以上もの選手が競技するスポーツと言うのはそれ程多くない。
ラグビーでもフィールドに1チーム15人、交代選手やレフェリー、コーチなども含めても100人には満たない。

普段から練習し、体力・体調には自信があるランナーでも、レースではアドレナリンが多く出て、普段以上のスピードで走ってしまい怪我や急な体調不良を起こしてしまう人は一定数いる。
医療現場が逼迫している現在、“不要不急”のランニング大会で医療に更なる負荷をかける事はやはりできない。

新型コロナに関連するのか、偶然なのか分からないが、最近は横断歩道を渡る時に救急車待ち、と言うことが多い。今年になってからだけで2回、この3ヶ月程度の間に3回はあった。救急車が通っているのは勿論普段からよく見ていたので、たまたま自分が道路を横断する時に重なっただけかも知れない。

それにしても、自動車はもとより、歩行者も救急車の通行をしっかり待ってから道を渡っている。さすが日本。

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