タトゥーと電車内の通話

ボクシングの井岡選手がタトゥーを隠さないで競技を行いバッシングを受けたと言う記事が少し前にあった(→こちら)。

タトゥーには縁が無いが、いつだったか、出張先でランチを食べたカフェがタトゥー彫り師の店だった。昼休みを少し外していたからか、客は我々だけだった。その時店に居た人は彫り師では無かったが、彫り師の事も色々話してくれた。どんな話だったか詳しくは覚えていないが、彫り師も普通の職業なんだな、と思った印象がある。

自分は井岡選手の試合は見ていないのでタトゥーについては何とも言えないのだが、世の中には不思議な規則が沢山ある。
長髪禁止、女性の場合はハイヒール必須と言うのもあった。ブラック校則と言うのも良く言われた。身近なところでは電車内での携帯電話での通話禁止などなど。ビジネスの世界では男性はスーツにネクタイと言うマナーがあった。すっかり定着したクールビズに加え、最近は年中ノーネクタイでもマナー違反では無くなったが。

医療現場では爪を短くする、レストランなどでは髪を短く(または帽子内に入れる)するなど、安全や衛生面で遵守すべきルールも勿論ある。制定されているルールに合理的な理由が有れば良いが“今までそうだったから”と言うのはやめて欲しい。

さて、タトゥー。海外に行くと、国にも拠るが、色々と変わった模様のタトゥーをしている人が多い国もある。
アメリカもそう言った国の一つ。時々は、意味の通じない漢字を彫っている人もいたりする。
一方、日本を含めて東アジアでは、入れ墨は流刑人など犯罪者に施すものだったとも言う。そう言う国々では、やはりタトゥーには否定的らしい。

昭和生まれの自分もどちらかと言うとタトゥーには否定的ではあるが、時代の変遷とともに、世の中の常識が変わって行くのは常識。
多様性を許容する世の中。今まで当たり前だったルールを見直す、少なくとも議論の場を設けるのは必要では無いだろうか?
参考までに、先日3回に渡って書いた吉野ヶ里遺跡の時代には、男子は年齢に関係なく入れ墨(鯨面文身)を入れていたとか。

電車内の携帯電話の通話も条件を付けるにせよ許容しても良い、と思っていたが、新型コロナ禍の今はしばらくは禁止のままでも良さそう。

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