おひとり様

昨日に続いて食事の話し。

今までに何度か「おひとり様」ブームが起きている。最初は2004～2005年だそうだ。その後、一人カラオケや一人焼肉など、おひとり様を肯定的に考える風潮が増えている感じがする。

新型コロナ感染症に関し、今までの報道などを見ていると、”大人数で””マスクを外して”食事をするのが感染拡大につながる、と言うことだと理解している。
大人数でもマスクをしたままの電車内では感染リスクは比較的少ない。今のところ電車やバスなどの交通機関で感染したと言う報道は無い。感染経路不明の中には、もしかしたら、交通機関内の感染が相当数含まれている可能性はあるが。
マスクを外していても、周りに誰もいない一人だけの環境だと当然感染リスクは基本的には無い。もちろん、ウィルスの付着したモノを触った手で顔を触るなど、感染リスクはゼロでは無いが、それは手指の消毒で防げる。

新型コロナの影響で外食業界が軒並み業績を落とす中で、回転寿司については影響が軽微だと言われている。
考えてみると、回転寿司屋で大勢の宴会を行うことは基本的には無い。回転寿司店の”大人数”と言うとせいぜいひと家族程度の4～5人が最大人数、カウンター席だと1～2人が主流。企業の会食が減ってもそれほど影響が無いと思われる。

大きな宴会用個室などを備える居酒屋系や焼き肉(※)、また、企業の接待・会食で使われる高級店などでは影響が大きいのはある程度納得できるが、2020年はラーメン店閉店も多かったようだ。
ラーメン店も企業の宴会は無いと思われるので、新型コロナの影響はどちらかと言うと小さいのかと思うが、一般的に客席数が少なく参入や撤退の障壁が小さく、全般的に客先の減った時期に一度撤退、と言うこともありそうだ。

夜8時以降だけでは無く、昼間の外出・ランチも控えるように。昨日も書いたが、飲食業に対する官制の営業妨害。複数での食事は避け「外食する場合はおひとりで」と言う“要請”の仕方もあると思うが、お偉い方々はおひとりで食事を摂られることは無いのだろうか？

※ 2020年の焼肉店の倒産件数は過去10年で最少の14件。一人焼肉がプラス要因の一つ。