アメリカ、日本と逆のファスナー
日本とアメリカ、逆のものが沢山ある。
まず思いつくのは道路の通行。日本の自動車・鉄道は左側通行、アメリカは右側。
自動車が走るところは日本語はドーロ(道路)だが、アメリカはロード(road)。
更には、主に米を食べる日本はアメリカ語ではジャパン(Japan)なのに、米よりもパンを食べるアメリカは日本語では米国。
まあ、車の運転以外はどうでも良いのだが。
師走に入り、寒くなって来たので少し羽織るものが欲しい。ただ、今から厚手のコートを着ると真冬を乗り切ることができない。
と言うことで少し薄めのウィンドブレーカー的なブルゾンを取り出して着ることにした。
随分以前のアメリカSan Diego出張の時に、今は無きスポーツオーソリティー(アメリカでは2016年に経営破綻)で買った服。
MLB San Diego Padresのゲームに誘われたが、昼間は暖かい5月のSan Diegoでも屋外でじっとしていると少し肌寒い。当時のPadresには、プロ野球・千葉ロッテマリーンズの現(2020年12月時点)監督の井口 資仁選手が所属していた。
さて、そのブルゾン、ファスナーとベルクロ(マジックテープ)で前を留められるようになっている。
このファスナーをしめる時に、いつもこれはアメリカで買ったんだな、と思い出す。
オープン・ファスナーと呼ばれる衣服の前で右左が完全に分かれるタイプ。日本のファスナーは、右手で差して左手で引き上げる、右差しタイプ。日本人には右利きが多いため、大抵の服は右差しになっているそう。
これが、アメリカで買ったそのブルゾンでは、逆になっている。左手で差して、右手で引き上げる。他の服とは逆になっているので、いつも少し戸惑う。
偶々スポーツオーソリティで買ったその服だけが逆だったのかな、とも思ったが、Padresのゲームに連れて行ってくれたそのアメリカ人が日本で買ったカジュアル・コート“ジッパーが逆なので慣れない”と言っていた。アメリカでは左差しが普通、と言うこと。
右と左と言えば、自動車のウィンカーとワイパー。日本のウィンカーは右手側、アメリカ、ヨーロッパ車は左手側。日本では滅多に運転しないので、ウィンカーを出そうとするとワイパーが動いてしまうことが良くある。
少なくとも足は同じ、アクセルが右、ブレーキが左。これは素直に同じで良かった、と思う。