ラオスにいったい何があるというんですか?

昨日に続き、村上春樹さん。
読んでいた旅行エッセイは、「ラオスにいったい何があるというんですか?」と言うタイトル。

プーシーの丘から見たルアンパバン

ラオスには今まで2回遊びに行ったことがあるが、タイトルだけでそのエッセイを手に取って買ってしまった。
エッセイのタイトルは、”ラオス”となっているが、実際には同氏がしばらく住んでいたと言うアメリカ・ボストンから始まり、世界各地の短編紀行文。ラオスについてはルアンプラバン(ルアンパバーンとも)について書かれている。
ボストンにしてもルアンパバーンにしても、文章を読んでいると街の様子が生き生きと甦ってくる。文章はこうやって書くんだ、と思い知らされたが、自分とは文体が違う(と言うことにしておこう…)。

さて、ラオスの古都ルアンパバーンで有名なのは托鉢。朝の早い時間に各お寺から僧侶が列をなして歩いて来て、住民の皆さんが食べ物を少しずつ施して行く。

今でも、新型コロナ禍の今でも、托鉢は続けられているのだろうか?
聞くところによると、修行僧は自分で炊事をしてはいけないらしい。托鉢も修行の一環だと思うが、感染予防策を採りながらの托鉢と言うのも限界があるように思う。

毎日、新型コロナ関連のニュースばかりだが、このような「いったい何がある」のかと言うラオスの新型コロナ関連ニュースは伝わって来ない。

スイッチを付ければ電気が使え、蛇口をひねればきれいな水が出てくるところばかりでは無い。村上春樹さんのエッセイを読みながらそんなことを考えた。

参考までに、このブログのラオス旅行関連は以下の通りです。ご興味のある方はどうぞ。

托鉢(たくはつ)
世界遺産の街 - ルアンパバーンII
幸せの村 - ルアンパバーンIII
TAD XAIの滝 – 食事のマナー2

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