世界に誇る日本文化

先々週スマートフォンのバッテリーが寿命を迎え、通勤電車で文庫本を読んでいた、と書いた(→こちら)が、読んでいたのは村上春樹さんの旅行エッセイ。
村上春樹さんがノーベル文学賞候補になって久しいが、同氏の小説を読み始めたのは最近になってから。

読書好きの韓国人の友人が事あるごとに、と言っても連絡を取るのは年に2〜3回だが、“この前、村上春樹の〇〇を読んだ”、“今、〇〇を読んでいる”と連絡して来た。こちらが日本人なので、当然、村上春樹氏の作品は読んでいるだろう、と思って話題を振って来ていたと思うが、読んだことは無かった。

ラオスに遊びに行った時にトレッキング・ツアーで一緒だったフランス人が、こちらが日本人だとわかると、“村上を知っているか?彼の小説を何冊か読んだことがある”と話しかけて来た。“どっちの村上?”と尋ね返した。村上龍さんの小説は一冊だけだと思うが読んだことがあった時。

ちょうどその頃、消費税が5%から8%に上がり(2014年4月)、海外に行く際、空港の本屋で免税の文庫本を買うようになった。免税店は都心の本屋に比べると品揃えが少ないが、村上春樹氏の小説は必ず何冊かは置いてあった。
それまで、無意識のうちに避けていた同氏の小説を買うようになり、今までに何冊か読んだ。読んでみると面白い。
と言うか、ハマってしまって抜け出すことが怖くて避けていたのかも知れない。

少し前の『社会の授業と「鬼滅の刃」』と言う記事では、外国人と話を合わせる為に、日本のアニメを観ておくのは意義があるかもとの書いたが、村上春樹氏の小説も同じように日本を代表する大切な文化だと思う。
多くの言語に翻訳され楽しまれているので、世界中の人に読まれている。

やはり日本人としては、日本のことを知っていなければ国際人とは言えない。もちろん、村上春樹と鬼滅の刃だけでは、国際人からは程遠いが、少しばかりは(現代の)日本文化に親しむのも良い。

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