スマートフォンと本
久しぶりに通勤電車で読書をした。
以前に買って出張の時にでも読もうと思っていた文庫本。
スマートフォンを持つまでは、月に2~3冊は電車の中で読んでいたと思うが、今年はもしかしたらゼロ。片手で吊革につかまり、片手でページをめくる、と言う感触はまだ忘れていなかった。
以前読んでいた時の本は、小説やビジネス書、啓蒙書、ハウツー本など特に分野が決まっていた訳では無い。
しばらくバッグの中に文庫本も入れていなかったのだが、2~3週間前に出張に行った時に一冊入れておいた旅のエッセー。結局、出張中にはページを開くことは無かったのだが、今日は已むに已まれぬ理由で本を取り出した。
スマホのバッテリー劣化が絶望的な末期症状になったから。ネットに接続しておくと30分程で残容量が20%くらいになってしまう。通勤片道も持たなくなってしまった。
以前にも書いたが、スマホさえあれば何でもできる現在。電話やSNSなど連絡はもちろん、地図、ニュース閲覧、読書、ゲームまで何でもできる。
スマホが使えなくなると本当に何もできなくなってしまう。
分かってはいたが、やはり不安。
昨日は、偶々目の調子が悪く、コンタクトに代わってメガネで出勤。スマホが無いのはメガネやコンタクトを着けずに外出するのと同じ感覚。
ただ、文庫本を片手に電車内で時間を過ごすのも悪くは無いな、と思ったのも事実。
読み終わった本が溜まっていくのが問題であるが。