感謝祭と感謝の日

今週はアメリカではThanks Giving Week。日本語では感謝祭。

新型コロナ拡大が止まる気配の無いアメリカでも連休を利用して旅行に出かける人が多いようで、それを問題視する報道もある。
以前はThanks Givingはアメリカの祝日だとは知らず、アングロ・サクソンの国イギリスでも祝うものだと思い込んでいた。イギリスの会社と仕事をしている時に、Thanks Givingおめでとう、とメールを出したら、何言ってんだ(What is Thanks Giving?)、と言う返信が来たことがある。
ヨーロッパから新大陸に移民が渡った後に最初の収穫を祝ったのが最初だと言われている。新大陸のアメリカとカナダで祝われているようだ(日程は異なる)。

歴史を振り返ると新大陸を発見したコロンブスやサンクスギビングなどは、アメリカ大陸の先住民、以前はインディアンと呼ばれたネイティブ・アメリカン、との歴史的な闘いなど色々あったのだろうが、今は素直に休日を楽しめばよい、と言うことか。

日本では昨日は勤労感謝の日
元々は天皇陛下が新穀などを収穫する新嘗祭が由来だと言う。第二次世界大戦後の日本国憲法下で、宗教色を排除した祝日として制定するにあたり「感謝の日」など名称に対する議論があったようであるが、最終的に「勤労感謝の日」となったようである。

Thanks Givingも勤労感謝も元を辿れば同じ収穫祭という事。
最近は、輸入食料や温室栽培など”収穫物”の季節感も無くなっているが、やはり自然の大地にできる農産物は秋の収穫が多い。

新型コロナの影響で遠出をするのが憚られる今年は秋の味覚を楽しむ、と言うのも良いかも知れない。

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