SpaceXとインバウンド

スペースX クルードラゴンが初の商業有人フライト打ち上げに成功した。アメリカ人クルー3人と日本人の野口聡一さん。人種、性別の異なる4人の乗組員構成については、人種による分断が見え隠れするアメリカでも一部で注目されているようだ。

次期大統領になると思われるJoe Biden氏が人種や性別による分断を無くし、アメリカの再統合を強調している。
ここで建前と本音がやはり出てくるのが世の常。
特に民主党指示者は総論としては賛同しているようだが、個人個人の周りを見回してみると“そうは言っても、付き合いたく無い人間とは、付き合いたく無い”と言うのが本音のようだ。

個人レベルで見ると人種や性別による差別では無く、個々人の振舞いなど相手のキャラクターによる“区別”だと推測される。これが集団になると人種や性別などによる隠れ差別とでも呼ぶような態度になってしまうのかも知れない。

異質な(自分または自分達と違う)存在が、自分達の集団の中にいても、例えば100人の集団に1人、2人いてもそれ程気にならないかも知れない。大抵は少数派は多数派に溶け込もうとする、と思われる。
少数派が増え新たな集団を作り、多数派とは違う行動パターンを取り始めると、多数派から見れば嫌悪感が芽生えて来るのでは無いだろうか。

新型コロナの今年は日本ではインバウンドがほぼゼロになっている。
時々、日本に住んでいる外国人を見かけることもあるが、特に負の感情は起きない。
これが昨年のように大挙して日常に入って来ると、観光公害と呼ばれるような排斥感情が湧いてくる、と思う。

アメリカではインバウンド客が居なくても普段からこのような人種や多様な価値観を持った人達が集まって暮らしている。頭ではわかっていても、感情として受け入れるのはやはり簡単では無いのかも知れない。

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