新幹線

東京から各地に向かうのは、今も昔も5つの方向への放射状の“道”。
江戸時代は、五街道。JRの前身、国鉄時代は5方面作戦として路線が整備されたらしい。

五街道は、
東海道
日光街道
奥州街道
中山道
甲州街道

国鉄の5方面は、
東海道本線・横須賀線
中央本線
東北本線・高崎線
常磐線
総武本線

東京から鉄道を使って出張する場合、茨城方面(常磐線)と山梨・長野県中・南部方面(中央本線)は遠い。
距離的にも遠いが、なんと言っても時間が掛かる。
常磐線沿線には日立グループをはじめ多くの企業があり、また、山梨・長野県南部方面にも様々な企業があり、出張に行く機会もそれなりにある。
この2つの方面に行くに当たり、大きな問題は新幹線が無いこと。
東京から例えば名古屋や仙台は、距離で言うと300kmくらいだが、どちらも新幹線で行くと1時間半程度。
常磐線、中央本線方面は距離は短くても平気で2〜3時間掛かることもある。しかも、特に中央線は特急でも揺れが多く、乗り心地が悪い。

今回も、長野県の中部に出張があった。普通に鉄道で行くとするとJR中央本線を使うことになるが、今回は同行する同僚の意向もあり、北陸新幹線+レンタカーと言う選択をした。トータルの時間は、中央本線経由と変わらないが、電車(新幹線)に乗っている時間が圧倒的に短い。車は1時間強だった。まだ雪の季節にはなっておらず、ドライブとしては苦にはならなかったが、やはり、遠い。

1964年、前回の東京オリンピックの直前に東海道新幹線が開業してから、日本の交通網の主要部分を担うことになった新幹線。今では、当たり前に乗っているが、時々、常磐方面や中央本線方面に行く用がある時は新幹線のありがたみが再認識できる。

中央線は、いつ開業するのか不透明なリニア新幹線が通ることになっているが、長野県南部は東京からの交通が便利になるとは余り思えない。

新幹線や高速道路が通るとその地域が発展した。これは、昭和・平成の常識であって、令和では違うかも知れないが、まだまだ日本では、face to faceの面談が好まれているようである。

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