AIとPCと鉛筆と

日本語で人工知能と呼ばれるAI(Artificial Intelligence)。AIと言う言葉を当たり前のように聞く今日であるが、言葉だけが一人歩きし、良く分からない。第三次AIブームと言われる現在、数年前から深層学習(Deep Learning)と呼ばれる手法が脚光を浴びている。自動運転や画像認識など応用分野は広いが一般庶民にとってはまだまだ敷居が高いと思う。

PC、パーソナル・コンピューター、パソコン。こちらは今では一般にも普及していて多くの人が使っている(または使ったことがある)。初期の頃はAIと同じように敷居が高かったのだろう。最近は余り聞かれなくなったが“あの人パソコンしてる”と言う表現も良く聞かれた。

鉛筆。自分が物心ついた頃から既に家庭にはあったので、鉛筆が世の中に初めて出て来た時のことはわからないが、最初はもしかしたら何に使うものか一般庶民には理解できなかったのかも知れない。
現代では、鉛筆(または、“シャーペン”、ボールペンなどの筆記具)をみんな普通に使いこなしているが、その様子を見た他人が“あの人鉛筆してる”と言うことはまずあり得ない。最低でも“文字を書いている”、“落書きをしてる”と言うような表現になる。ごく稀に“鉛筆を噛んでいる”と言ったこともあるかも知れないが。

普通の人は鉛筆は道具であり、それ以外の何ものでも無いことがわかっている。
PCは、使っている人から見れば単なるツール/道具。使い慣れていない人から見れば、もしかしたら何か難しいモノかも知れない。

AIが難しいと思うのは、使っていないから。単なる道具であるが、何に使うか、何に使えるかが自分とこととして意識していないからだと思う。

文字を書きたい、だから鉛筆を使ってみる。遠くにいる知人にメールを送りたい、だからパソコンを使う。何かやりたいことがあれば、AIももう少し身近になるに違いない。

自分の日常・ルーチンワークをAIにやらせてみる。または、自分の苦手なことをAIに助けてもらう。
そう言う視点で、少しなじめる方法を考えてみよう。

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