世界一の島国 アメリカ大統領選挙

アメリカのニュース放送局CNNを見ていると反トランプ論調のニュースが多い。トランプ側からすればフェイク・ニュースだ、と言いたくなる気持ちもわからなくは無い。アメリカの大手メディアは政治的中立を保つ必要は無く、大手放送局も共和または民主のどちらかに寄っている。FOXニュースが共和党寄りだと言う。つまり、CNNが民主党寄り・反トランプでもそれ程不思議では無い。

最近はイギリスのBBCのネットラジオを聞くことも多いが、昨日聞いた番組では、アメリカの大統領選挙も話題になっていた。
新型コロナで職を失った航空業界、レストラン業界の人たちのフリートークだった。その一つとして、大統領選挙は誰に投票するか、と言う話題があった。”現職大統領には投票しない”、”トランプには投票しない”、と言う意見ばかりだった。バイデンに投票すると言う人もいなかったのだが、少なくとも反トランプばかりだった。

我々外国人が接するニュースメディアは、外国人も含めた一般向けの報道。また、個人的な付き合いなどを通じて得られる情報は、外国人と接点のある人々の発信。簡単に接することができるこれらの意見がマジョリティだと信じてしまいがち。
しかしながら、アメリカは大きい。
自分の町の事だけでも十分に広い世界。アメリカ以外の国のことなんか知らない人もたくさんいる。これらの人々の意見は我々に伝わることは少ない。

日本は誰もが認める通り島国。
製品やサービスなどが良くガラパゴスだと揶揄される。自分たちでもある程度わかっているところもあるが、島国思想はそう簡単には変えられない。

アメリカは地理的には北米大陸に属する大国であるが、意識としては世界で一番大きな島国とも言える。日本と中国の地理的な場所を示せない人も沢山いると言う。世界情勢など興味なく自分が自由に生活できれば良い(日本もアメリカも同じ…)。

そんなアメリカ人が選ぶ大統領。他国のリーダーの選挙、日本人には関係無いと言えば関係無いが、世界的影響力を持つ大国である。いよいよ再来週に迫った大統領選挙、やはり結果は気になる。

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