Stationと駅

英語の“station”、学校では授業で“station”は“”だと教えられた。

初めて海外に行ったのは大学の卒業旅行でオーストラリア。
ある町で“この町にはstationはあるのか?”と尋ねたところ、“What station?”と聞き返された。“Station”と言えば“駅”と思い込んでいる自分の頭の中は“???”。
現代日本語の“駅”は、改めて考えても“駅”以外の意味は無い。つまり鉄道が主に乗客を乗り降りさせるために停まる場所。時々はバスの駅と言う使い方もあるが乗り物が停まるところ。

英語の“station”には学校で習わなかった使い方がたくさんある。と言うか“station”単独で使うことは少ない。会話など前後の文脈で何のstationかが明らかな場合以外は、〇〇stationと言わないと通じない。
Railway stationが鉄道の駅。その他gas station(ガソリンスタンド)やfire station(消防署)など。
学校でしっかり教えてよね。今は正確に教えられているのかも知れないが。

中国に住んでいた頃に、日本人向けのアンケート結果を日本人向けのフリーペーパーで見た事がある。
“中国に来て一番役立った漢字は何ですか?”結果の一位は“”。
漢検1級の漢字として日本語にも存在するようであるが、今まで見たことは無い。
中国で“zhàn”と読むこの“站”も単独で使われることは基本的に無い。火車站(鉄道の駅)、汽車站(バス停)、発電站(発電所)、加油站(ガソリンスタンド)と言うように〇〇站と言うのが基本的な使い方。
正に英語のstationと同じ。

日本語の駅、最近は、道の駅海の駅など従来とは少し違う使い方も増えてきたが、全て乗り物が停まるところと言う点では同じ意味。

外国語を習う時は簡単な単語ほど難しい。”Station”や”站”も、日本語の”駅”と言う意味だけでは説明できないことをこれを機会に覚えておいて欲しい(偉そうに…すいません)。

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