散髪 外国の事情

以前付き合っていたメーカーのアメリカ人に、海外出張に行った先で散髪するのが面白いと言っていた人がいた。台湾に行った後に日本に来たときは、確かにいつもと違うさっぱりとした髪型だった。

自分も同じで、髪型は短くて手入れ不要であれば良い、という感じで特にこだわりは無い。

アメリカ出張に行く時に髪が伸びていたので、切りたくなって出発前の成田空港で散髪に行こうとした事がある。予約をすべきだったようで、混んでいるので断られた。仕方無くアメリカ・ミネアポリス郊外の目的地に着いてから美容院に行った。
散髪や美容院は普段行くところは決まっていると思うが、知らないところに行く時は少し勇気がいる。増してや日本語の通じない美容院だとどんな仕上がりになるのか少し不安だったが、特に違和感も無く、接客も親切だった。
戸惑ったのは“clipper”と言う言葉がわからなかった事くらい。バリカン。
あとは、支払いの時にチップを渡すこと。これはアメリカでは美容院に限らず一般的なので困る事では無いが。

それより前に行ったのは中国・上海。週末に町案内に付き合ってくれた中国人の同僚に“散髪に行きたい”と言ったら連れて行ってくれた。角刈りの少し厳つい髪型になった記憶があるが、まあ、仕方が無い。
その時、その同僚に聞かれた。“散髪は月に何回行きますか?” “2ヶ月に1回くらいかな”と答えたら、その同僚は“少ないですね。私は1ヶ月に2回です。”

最近は一人で出張に行く事が少なくなり、散髪や美容院に行く時間は取れない。

もちろん、中国に住んでいた時は美“”店に髪を切ってもらいに行っていた。中国語で“美容”は美容整形。
日本と違うのは、マッサージが充実している事。日本の散髪屋(理容店)のように、音だけ立派な形ばかりのマッサージでは無く、腕から背中、頭まで念入りなマッサージ。20~30分以上はしてくれたかと思う。中国では美髪店には、マッサージだけ、洗髪だけ、で行く人も多いので、目的を“剪髪”と伝えないといけない。

北京には、町角の路上に散髪屋が出ていた。最近は少なくなったが日本の都心の駅前にいた靴磨きのような感じ。散髪代5元(約75円)と安かったが、流石にそこで髪を切ってもらう勇気は無かった。

世界のどの国に行っても理容・美容店があり、その国の文化を感じられるところだが、言葉が通じないとやはり少し不安。

それよりも普通に海外に行ける世の中に戻って欲しい。

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