言葉と性格
「うつは外国語で治る?言語は性格を変える」と言う記事(→こちら)があった。
昔読んだ記事に、ハワイに住む日本人女性の話があった。普段の生活で使う英語インタビューでは、男女の差なく、“自分の仕事に誇りを持って取り組んで行く”と言う意見を表した。インタビューの内容は覚えていないが、ハワイで暮らして行くための心構えか何かだったかも知れない。同じ内容のインタビューを日本語で行うと、その回答は全く違って、“女性として家庭や子供たちの幸せの為に頑張る”と言うようなことだったと思う。
確かに言語は、その言葉が使われている文化・社会・常識とは切っても切れない関係にある。そう考えると、「うつは外国語で治る」こともあり得る。
何回か書いているが、仕事にしろプライベートにしろ外国人と話す時に、共通の言語が複数ある時はどの言葉を使うか迷う。使う言語により自分の意見が変わってしまうこともあるかも知れない。
特に仕事の場合は、外国人と日本語で話すのはどうも落ち着かない。日本の浪花節的な物言いと英語的な言い方が違うのだろう。
もちろん、外国語に限った事ではない。大学生の頃、それなりにしっかり標準語(関東弁)を話せた。一人旅で南の島に行った時、出会う人とは普段は関東弁で話していたが、相手が関西人だけになると関西弁になる。その時に言われた。“急に性格変わった”。
と考えると、関西人だから、とか、東北人だから、と言う理由よりも“何語”で話しているかによって意見や性格に影響を与えるのかも知れない。