災害時の備え 平時の活用
昨年(2019年)の台風19号(令和元年東日本台風/Hagibis)から一年。
災害時の備えとして、備蓄飲食料や発電機など色々なものが市場には出回っている。これらの防災用品は、ホームセンターやネットショップなどで特設コーナーが設けられて販売されている。
いざとなった時にあると助かる商品だが、普段は出番の無いモノだと置き場に困る。それよりも何年かに一回の非常時にしっかり使えるのか、と言う問題もある。
最近話した会社は、非常時の備えと平常時活用の両立を目指した製品を模索している。
一つ目は非常用電源装置。
停電時のバックアップ電源だが、平時にも役に立たないと買ってもらえない。電力料金は夜間の方が安い。夜に充電して昼間はその電力を使うことで、電力会社から買う昼間電力の使用料を抑えると言う仕組み。電気料金がどれだけ安くなるかはわからないが、平時にも使える、と言うメリットは大きい。
もう一つはキャンピング・カー。
もちろん普段はレジャー用のキャンピング・カー。車と家の両方の特性を持っているので、災害時には安全な場所に移動して一定期間生活ができる。ガソリンや軽油が有れば発電できる。屋根に太陽光パネルを載せて置くこともできる。
滅多にキャンプに行かないと平時の使用は限定的になるが、最近ではテレワークのオフィスとしての使い道も考えられる。
我が家でも非常時の備えは思いついた時(思いついた時だけ)考えるのだが、停電時の照明用としてロウソクと言うのがあった。
考えてみると自宅に仏壇や神棚でも無い限り、ロウソクを日常的に使うことは無い。火を灯すだけなら、普段使っていないサラダオイルと皿、ティッシュ・ペーパーだけでできるはず。普段使いのできないロウソクは却下となった。
サッカーでも野球でもポリバレントやユーティリティ・プレイヤーと呼ばれる複数ポジションができる選手が重宝される。
少し工夫すれば普段使いのものが非常時にも役立つはずである。思いついたら書いてみたい。