ホームパーティと大型スーパー

先日、平日の夕方にちょっとしたホームパーティーをした。遠くに住んでいる家族が来ていたのが主な理由だが、もう一つの理由はアメリカ系の大型スーパーに行って、ひと家族では食べ切れない食糧を買って来たから。

アメリカでは取引先の仕事仲間に何回かホームパーティーに呼んでもらった事はあるが、日本でのホームパーティーは少ない。正月の親戚の集まり程度。一番の理由は、もちろん家が狭いこと。

最近は近所のスーパーやコンビニなどで売られている食品もターゲットは一人暮らし2〜3人の家庭向けが多く、7〜8人向けを対象とした大量のパッケージの食品は余り売られていない。
一般的に、大量パッケージの方が、一人分当たりの値段は安い。家庭に大きな冷蔵庫や食品の保存場所が有れば、一度に大量に買う方が経済的と言えなくも無い。保管場所に係るコストは考えないとして、だが。

さて、アメリカのホームパーティー、大量に食材を買って来て、大量に食卓に提供する。いくら沢山食べるアメリカ人でも全部は食べきれない。余った食事は、各家庭に持ち帰るものもあるが、多くが廃棄される。

我が家のパーティーでも当然食べ切れ無かった。残った食事は各人が持ち帰ったがそれでも大量に余った。
余った食事は翌日の朝食はもとより、在宅勤務中の昼食にもなり、自分の胃袋に収まった。時節柄、と言うより、いつもの習慣として、大皿の食事の取分けは取り箸を使っていたのはもちろんである。

ホームパーティーが多いから大人数向けの食材が売られているのか、大人数向けの食材が簡単に手に入るからホームパーティーが多いのか。恐らく前者であるとは思うが、余った食事幼い頃におばあちゃんに躾けられた“お米はお百姓さんが八十八の手間を掛けて作っているので残してはいけません”と言う教えは大人になっても消えない。

多くの食材を輸入に頼る日本は、やはりおばあちゃんの教えはしっかり守らないといけない。

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