レストランの感性症対策
昨日、ランチを摂った時、店員が手袋(恐らくポリ塩化ビニル=PVC製)をしてサーブしてくれた。新型コロナが広がって以降手袋をしている店は少なくないが、感染症対策・衛生面としてはどうなのだろう、と気になっている。
手を頻繁に洗ったりアルコール消毒する際の手荒れを防ぐために手袋をするのであればわかる。手袋をした手の手洗い・消毒を徹底すれば良い。
しかし、手袋をしているから、と言う安心感などで手を洗わなくなっているとすると問題。
以前も書いた(→こちら)が、アメリカのそこそこのレストランにはバサーと呼ばれる片付け専門のスタッフがいる。そう言う店ではサーブする人、テーブルに案内する人、会計する人、と役割が分かれていることが多い。
そうすると、客が食べ終わった食器類な触れた手で、または、会計時に現金などに触れた手で食事をサーブすることは無くなる。
一般論として日本では一人の店員が色々な役割を兼ねる。サーブする人と後片付けをする人は同じ、会計する人も同じ場合が多い。
サーブする時に一々手洗い・消毒しているとは余り思えない。食材に触れるわけでは無いので、普段であればそれ程気になるものでは無い。
それでも、最近は新型コロナ対策が色々と施されている。入り口の消毒用アルコールから始まって、席の間のパーティション、箸や調味料の置き方、キャッシュトレイを用いた現金・カード類の受け渡しなど。そんな中で、一人の人が何でも対応する、と言う部分だけが目立ってしまう。人件費を考えると役割分担は難しいが、手の消毒位は徹底されていても良いかと思う。
北京の麦当労(マクドナルド)で、モップで客席フロアの掃除をしていたおばさんが、手も洗わずにフロントカウンターで注文を取って、ハンバーガーを渡してくれた時は少しひいた。中国に居た時は衛生観念に対する期待度が相当下がっていてので、怒りや心配などはそれ程起きなかったのも確かではあるが。