第2次安倍内閣以前 2011年の未来予測

今日の総裁選で次期首相が菅義偉氏に決まり、いよいよ安倍晋三首相も退任することになった。

2011年10月に国際関係学を教えている韓国人の友人と話した時に、”韓国も日本も中国も次は右寄りのリーダーになるので、関係が難しくなる。東アジアは緊張が高まる”と言っていたのを思い出した。
当時の各国のリーダーは、
中国: 国家主席 胡 錦涛、副主席 習 近平
韓国: 大統領 李 明博(イ・ミョンバク)
日本: 首相 野田 佳彦
参考までにアメリカの大統領はバラク・オバマ。

その韓国人が右寄りのリーダーになり世界に緊張が走る、と言っても政治に疎い自分としては”そんなものかな”と生返事をした。

その約1年後2012年には、
中国: 習近平が中華人民共和国第5代最高指導者に就任
韓国: 朴槿恵(パク・クネ)が大統領選挙に勝利
日本: 安倍晋三が第96代内閣総理大臣に就任
アメリカではオバマ大統領が再選され、その後、2016年にドナルド・トランプが当選。

2012年頃以降の日中韓三ヶ国の関係は、従来通りついたり離れたりではあるものの、それぞれが自国の主張をより強硬に行うようになったのは間違い無い。東アジアだけでは無くトランプ大統領のアメリカも同じである。
確かに、2011年当時と比べると世界的な緊張は高まっているような雰囲気はある。
先ほどの韓国人の読みは正しかったと思える。

日本では新しい首相が就任し、アメリカでも次期大統領選挙が迫る中、その韓国人と会って話してみたいところだが、新型コロナ禍の現状では気軽には会えない。

このところは、国益と言う損得を超えて、民主主義vs全体主義と言うイデオロギーの対立、新冷戦とも言える構図になりつつある。
日本の次の首相、さらには、アメリカの次の大統領が政権に就いた後の世界はどのようなものになるのだろう?
いずれにしても、これからも新たな歴史が刻まれていくのは間違いない。

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