企業のロゴ 家紋
自分の家の家紋を調べる機会があった。
普段の生活にはほとんど関係無く、言葉としても時々“紋付袴”など、これもまた普段は使わない衣類でのみ使われる。
一般企業は社章、各自治体には都道府県章などほぼ全ての団体には何らかのシンボルマークがある。
東京オリンピックでもロゴ/エンブレムの発表は大々的に行われた記憶がある。
企業ロゴで考えると由来は様々で、デザイナーに依頼して作成してもらった斬新なロゴから、英文略称を適当にアレンジしたもの、貨物に貼り付けるシッピングマークをロゴした企業など様々。昔ながらの“屋号”の紋をロゴにしている企業も少なく無い。これは、創業者の家紋のことが多い。
団体のイメージロゴに相当するのが、各家に伝わる家紋。海外でも世界的な財閥であるロスチャイルド家や有名なケネディ家には家紋があるようだ。名家としては、一族を象徴する何らかのシンボルが欲しい。
翻って日本。日常的に家紋を使っているのは、名家や商売をしている家などだろうが、日本の良いところは、各家庭にも家紋の伝統が引き継がれていること。
もちろん、家紋があったからどうだ、と言うことは無いので、伝統を引き継ぐのは個人の自由。また、家紋を新しく作ったり、変更するのも自由。単なるロゴなので。
それほど堅苦しく考える事もなく、機会があった時にでも調べてみるのも良いかも知れない。
近年はゲームの影響か、戦国武将がブームになっているようでもある。武士の戦いでは敵味方の識別の為にも使われた家紋。若年層も含めて受け入れられる素地はあるように思う。ペンなど名前入りの贈り物、と言うのは良くあるが、子供の卒業祝いなどには家紋入りのペン、と言うのも有りかも。