先生のうそ 夏休みの宿題

9月1日。
例年だと多くの地方で今日、9月1日が2学期の始まり。今年は、新型コロナの影響で春先に休校が長く、夏休みも変則的。多くの地方ですでに授業が再開されている。

2学期と言えば夏休みの宿題の提出。特に、自由研究と言うのが難しくもあり、楽しくもある。

小学校の低学年の時に「コクワガタの観察」と言うテーマを提出した。
カブトムシと並んで男の子に人気のクワガタムシ、ミヤマクワガタやノコギリクワガタが有名だが、そのうちの一種類がコクワガタ。観察日記を提出すると「コクワガタ」の「コ」に×をつけて返された。もう一度昆虫図鑑で調べ、やはりコクワガタにしか分類できなかったので、もう一度「クワガタ」に直して再提出した。そうすると、先生に”クワガタの子供は幼虫とさなぎです”と注意された。”そんなん知ってるわ”と納得できず。結局、「コ」は認めてもらえなかったが、それから先生の言うことを聞かない(?)ひねくれた子供になった。

同じ先生だったかどうか忘れたが、算数の問題で「6 – 8 =」と言うような問題が宿題に出た。「- 2」と回答したら先生の怒られた。
“小さい数字から大きい数字は引けません。6から8なんて、大学生でもできません”と。要するに小学生低学年に出す問題を間違えたと言うことだろう。
大人になれば誰でもわかるように、「6 – 8 = -2」。子供のころはその他にも納得のいかないことが色々あったが、先生の言うことがいつも正しいとは限らない、と言うことだけは学習した。

もう少し大人に近づいてから、高校では、生物の授業で「寒い時にあたたまるにはどうしますか?」と言う質問に対して「メシを食う」と答えたら先生に鼻で笑われた。模範解答は「ストーブにあたる、暖を取る」など。
今でもメシを食うは正解だと思っているが言葉足らずだったかも、とは反省している。「熱いラーメンを食う」だったら正解だったに違いない。

どの世界の“先生”も自分の意見を押し付けてはいけない。
特に小さい子供を型に嵌めようとすると、こんな(自分のこと)ひねくれた人間ができてしまう。世の先生方、ぜひお気をつけください。

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