Dear Yamada san,

取引の無い企業に初めてコンタクトを取る時、最近は電話よりもEmailが多い。

日本語の場合は、
〇〇株式会社御中
などでメールを書き始める。

英語だと
Dear sirs/madams,
To whom it may concern,
などよく使われる言い方がある。

相手から来たメールに返信する時にどうしようか考えることが時々ある。
相手のメールには大抵は差出人のjob title(役職)とフルネームが書かれているが、男性か女性かは名前だけで判断できないことも多い。
そんな時は、
Dear John Smith,
など敬称略のフルネームで返せば良いのだが、初めての相手に呼び捨てで大丈夫なのか、と少し居心地が悪くなることもあった。慣れの問題であるが。

先日、あるヨーロッパの会社に連絡を取った時、先方からの返信は
Dear 〇〇 san,
だった。
その会社・担当者がどの程度日本に精通しているのか分からないが、シンプルで良い。

日本語のこの“さん”と言う呼称は、男女を問わず使えて便利だ、と海外でも認識されていると言うのは聞いた事はあるが、改めてその呼称で見ず知らずの相手から返信をもらうとホッとする。

ところで、初めてメールを出す時には、
I am Mr. 〇〇
など自分の姓名にMr.など呼称を付けることもある。同じ様に
I am John san.
など自分の名前に“さん”を付ける外国人もいる。
親しくなると、“さん”は自分の名前には付けないよ、と教える様にしているが、それほど目くじらを立てることも無い。

世界中で“さん”が使われることになると嬉しい。

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