地蔵盆 京都の風習

8月24日は地蔵盆

子供の頃は地蔵盆は夏休み最後のイベント。終わっていない宿題があると焦り始める頃だった。
町内会から子供の人数分だけ、各家庭にお菓子引き換えが配られた。子供はその券を持って近くの児童公園に行き、福引をして、お菓子をもらって帰って来る。本当はもっと他にもイベントがあったのかも知れないが、記憶には残っていない。
何歳までがお菓子の貰える子供だったのか知らないが、大きくなるとお菓子をもらうためだけに公園に行くことは無くなった。
そんな時は町内会の人が後日届けてくれた。

子供の数が少なくなった昨今、地蔵盆を止めてしまった町内会もある。それでも、一度やめてしまうと伝統が途切れてしまう、と言うことで今も町内会の大人の努力で続けているところもある。
今年は新型コロナの影響で、テレ地蔵盆や地蔵盆ウィズコロナなど新しい形態のイベントを京都市が提案している。

地蔵盆、関東はもとより、近畿地方でも京都以外では余り一般的では無いようだ。大きくなって地蔵盆の話しをしても殆んど通じなかった。
この記事を読んでいる方も馴染みが無い方の方が多いかも知れない。
そう言えば、京都の町角には至る所にある“お地蔵さん”も東京近辺では見かけない様な気がする。注意していないから見逃しているだけ、と言う可能性もあるが。

ところで、京都府南部にはお茶で有名な宇治市がある。自分が通っていた小学校では、校庭脇の水飲み場では蛇口からお茶(番茶)が出て来た。その話も信じてもらえないことが多かったが。
そんな風習もある京都、もしかしたら日本の中でもちょっとユニークなところかも知れない。

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