治安維持法・特高警察と香港の今
昨日は終戦記念日。
この時期になるとテレビもネットも第二次世界大戦に関連した話題が増える。無意識のうちに多くの日本人に刷り込まれる平和教育と言う洗脳だろう。特に批判しているわけでは無いが。
そんな中、治安維持法と特別高等警察(特高警察)の記事(→こちら)があった。2017年の記事の再配信。
記事では北海道・旭川の師範学校の美術部員だった人達が突然自宅にやって来た特別高等警察(特高警察)により連行され、突然逮捕された。日常生活を描いた絵が、共産主義について討論しているのだろう、と言うのが理由。嘘の自白を強要され起訴、有罪になったとある。“思想犯”と言う“罪”。
記事には、実際に経験した方のインタビュー動画も添えられているが、当時の美術部員だった方々は、「戦時中の話では無い、今の日本の共謀罪(テロ等準備罪)が昔の治安維持法と同じだ」と憂いていらっしゃる。
1925年(大正14年)に最初に制定され、途中改訂などもあったが終戦の年1945年(昭和20年)10月に廃止されるまで続いた治安維持法。反国家体制の運動を取り締まる法律で、現代日本人から見れば遠い昔の出来事。今の日本での共謀罪についても個人的にはピンと来ていない。
それでも、過去の日本で起きたことを昔のこと、と済ませてしまうのでは無く、現代の問題だと感じるのも大切なことかも知れない。
この記事と同じことが香港で現在進行形で起きている。