流星雨 アメリカ・ウィスコンシン

昨晩(8月12日)は天文ファンにとっては恒例のペルセウス座流星群の極大期だった。
見てみようと自宅の外に出てみたが、薄雲がかかっていたのもあったが、周囲が明るすぎて見えそうもなく、そうそうに諦めた。

出張でアメリカ・ウィスコンシン(Wisconsin)州に行ったことがある。アメリカ五大湖の一つ、ミシガン(Michigan)の西側に位置するウィスコンシン州は、日本ではそれほど知名度が高くないのかも知れない。州都は、マディソン(Madison)。人口が最も多い都市はミルウォーキー(Milwaukee)、ビールで有名な街で、こちらの名前を知っている人は比較的多いかと思う。

そのミルウォーキーを本拠地とするMLB球団はブルワーズ(Brewers)、醸造所と言う意味。
ウィスコンシンにはNFLのチームもあるが、グリーンベイ(Green Bay)に本拠地を構えるパッカーズ(Packers)。ミシガン湖に面し、漁業の盛んなグリーンベイでは蟹もたくさん採れ、その缶詰工場が多くあると言う。蟹を詰める(pack)工場がたくさんあるのでPackersと言う名前がついた。

マディソン空港から北東へ車で40~50分のところにある田舎町に仕事で滞在していた時、ちょうど流星雨(meteor shower)の夜があった。取引先の人たちに誘ってもらい、その人の家の裏庭で流星雨を見ることにした。
夕方からバーベキュー。流星雨がピークを迎える夜までは、時間つぶしで花火。
ウィスコンシン州では花火は禁止されている。従って、販売されてもいない。隣の州に行った時に買って来たと言う花火で遊んでから、サマーベッドに寝っ転がり空を見上げる。
バーベキューでビールもたくさん飲んでいるので、夜にサマーベッドに寝転がると言うのは、完全に眠りに落ちるパターンだが、その夜は違った。

ひっきりなしに流れ星が流れ、時々は流星痕と呼ばれる光の筋が残ることも何回かあった。ピーク時は空に3,4個は同時に流れ星が見えた。
何よりも周囲に高いビルも無く、小さな湖の周りに出来上がった町。夜は暗く、星空を見るにはいい環境だった。

星がたくさん見える夜空は、それ以外にも見上げたことは何回かあるが、あれほどたくさんの流れ星を見たのは後にも先にもその1回限り。
昨晩のように流星群が見られる日時はある程度予測できるので、日本でも明かりの少ない高原などに行けば、たくさん見られると思うが、都会で見るのは難しい。

新型コロナのアラートで建物や橋の照明を赤にするなど、色の操作はあるが、天体イベントがある時は消灯と言うのもいいかも知れない。

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