家具 日本とアメリカ
引越しの手伝いをする機会があった、と言っても新居を見に行ったのが主で、手伝いはほとんどしなかったが。
元々住んでいた家と引越し先は普通は間取りも大きさも違うので、イメージ通りに引越し荷物を収納できないことも多い。こんな時は片付け上手な人は不要なモノを処分して、引越しの都度居住空間が整理整頓されていくのだと思う。一方、最初の片付けに手抜きをして、例えばダンボールのまましばらく置いておいたりすると片付かないばかりか、いつの間にかダンボールの中身は忘れ去られてしまうと言うようなことも起きる。
引越しは片づけ上手な人とそうでない人の差が明確に見える作業。
引越しする時には家具や家電製品の新調や処分も一緒に行うことも多い。
新しいモノを買う時は置き場所のスペースを測って、買う物を決めるのが普通。
この時、往々にして搬入経路の寸法を測らないで買って、運び入れるのに苦労すると言うこともある。引越しのプロだと、入口から入らなくでも窓から運び込んだり、戸建てや低層かアパートの2階以上だと吊り上げて搬入と言う技もある。
ところで“家具”、英語では“furniture”だが日本とアメリカでは違うものだろうか?
以前、アメリカ出張に行った時に仕事先の人が週末に色々と面倒を見てくれたのだが、友人が“furniture shopping”をオープンしたので見に行こう、と連れて行ってくれたことがある。
日本の家具屋だと、背の高い収納家具、食器棚や箪笥などが目立つ印象だが、連れて行ってもらった家具屋には、ソファーやベッドなど背の低い家具だけがだだっ広い倉庫のような空間に並べてあったのが印象に残っている。開店したばかりのその店には、まだ他の家具が無かっただけなのかも知れないが、日本とは随分違うな、と感じた。
もちろんアメリカにも書棚など背の高い家具のある家庭はある。
日本にはベッドやソファーが無い家庭も多いかも知れないが、ほとんどのアメリカの家庭にはこれらがあるので、背の高い家具が無くてもビジネスとしては成り立つのかも知れない。
一口に家具、と言っても狭い日本の家と広いアメリカの家では求められるものが違うのは、当然と言えば当然。