カリフォルニア州の新型コロナ対策 地中海性気候

アメリカの新型コロナ感染が止まらない。カリフォルニア州には感染第2波が来て、陽性者数が当初の感染中心地だったニューヨーク州を抜き、全米最多となった。サンフランシスコやロサンジェルスで感染者数が多いと言う。

カリフォルニア州知事はレストランの屋内での食事提供禁止を通達した。但し、屋外で提供する事は禁じていない為、多くのレストランは駐車場にテーブルを出しサンシェード(日除け)を設置し、食事の提供をしているそうだ。

このところ1年に1回のペースでカリフォルニア州に出張していたが、屋外で食事するのは気持ちいい。海沿いのレストランでは太平洋を見ながら飲食が楽しめる。それもカリフォルニアの気候のおかげ。

カリフォルニア州の多くは地中海性気候に属している。
学校で社会の授業だかで習った「ケッペンの気候区分における気候区のひとつで温帯に属する」。冬には雨が降ることもあるが、それ以外の時期は基本的に乾燥し温暖である。ヨーロッパの地中海沿岸の一部の国やオーストラリア西海岸などに分布しているようだが、個人的感想では世界で最も気候に恵まれた地域。

そんなカリフォルニア州では、レストランが屋外でのみ飲食提供できるという規制があっても、客にとってはそれほど問題にならない。もちろん、ショッピングモールの中や都心に出店している店で屋外での提供が難しいところも多くあるが。

同じ規制を例えば東京で想像してみる。
そもそも屋外にテーブルを置くスペースが無い店が大半。屋外にテーブルを出して食事を提供できたとしても、梅雨時の今は雨が多く、湿度も高い。梅雨が終わると暑い夏。客としては屋外では食べたくない。
ちなみに、関東地方はケッペンの気候区分では温帯湿潤気候。四季の区別がはっきりし、梅雨などで降水量の年変化が大きい。

東京のオフィス街では、オフィスビルの地下街にレストランや居酒屋などが多く入っている。緊急事態宣言発令中は、これらの店は臨時休業、または、テイクアウト中心の営業だったが、テイクアウトで買って帰っても食べる場所は屋内。

Go Toトラベルの次は、Go Toイート・キャンペーンが予定されている。まだまだ安心して旅行、外食に行く気分になれない人も多いかも知れない。青空の下広い屋外食事を楽しめる工夫をしたい。

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